浦賀散策1(浦賀駅~西叶神社)
あまりに気温の高い日が続くので、少しでも予想気温が低い、曇りの日を選んでみて、一昨日(7/20)に「浦賀」に行ってみました。何故「浦賀」なのか? それは先日「横須賀」で黒船来航に触発されてしまったから、です。
ガイドブックは『ぶらっと散歩コース 鎌倉』から『コース26 浦賀』のコースを歩きました。でも、少しスポット追加&道を間違ったので、実際に歩いたコースは少し違います(→整理した地図については最後の記事「浦賀散策4」を参照してください)
本数少ないですが、『特急 浦賀行き』(通勤通学電車ですごい混雑)に乗って、「浦賀駅」までやってきました。天気予報では曇りだったはずなのに、雨が降っています・・・。Yahoo天気アプリの雨雲レーダーで見ると、まだあと1時間は降る予測、しかも30分後ぐらいに赤い部分(降水量大)が通過するみたい、です(現地についてから、ここまでわかるので便利な時代になりました)
考えている間にも、忘れずに現地で情報ゲット! 改札前にあった『三浦半島 きままに散歩 浦賀駅』を入手
駅を出て、とりあえず京急ストアの軒に入りましたが、やっぱり傘をささないと厳しいので、バッグから折りたたみ傘を出します。傘を持ちつつ、ガイドブックを持って歩けないので本はしまいます。地図はGoogle My Mapsで確認(こっちにも登録しておいて良かった)。地図を確認すると、駅の反対側の出口から出てしまったようで、少し遠回りになってしまいました
少しでも先に行こうと歩き始めました。駅前の横断歩道を渡ります。目の前はすでに「浦賀ドック」の敷地みたいです
横断歩道を渡ると浦賀を中心にした巨大な案内図とペリー黒船来航の絵が描かれています。『吉井・久里浜コース』という久里浜に抜けるコースがあるみたいです(ちょっと興味)
右側の道(『浦賀通り』)を進みます
壁に説明板と絵が掛けられています。傘さしながらだと見づらい・・・。これから、いろいろなところで目にする『中村三郎助』氏の名前を初めて目にします
「浦賀警察署」のところまできました(浦賀駅で貰ってきた『三浦半島 きままに散歩 浦賀駅』によると「大衆帰本塚」があるようです。知らなかったので未確認)
ここでちょっと寄り道、警察署の横を右に入っていきます
ちょっと歩くと道がカーブしているところにある「パン市場 はまだぶんてん」さんに到着。ガイドブックにもある有名なお店らしいので来てみたかっただけです。お腹が減った時のために『ハムレタ(パンにハムとレタスがはさんであるシンプルなサンド)』を1つ購入させていただきました。店内には著名人の色紙も飾られていました
「浦賀造船所(浦賀ドック)」の門のところまでやってきました。『横須賀風物百選』の説明があります。明治時代からの老舗造船所、『戦前・戦後を通じて、ここで建造された艦船は約一千隻にものぼる』そうです。中の見学は特別な見学日でないと入れないようです
横須賀の観光情報サイト「ここはヨコスカ」によると、今月7/30にドック見学会が開催される予定(既に受付は終了)とのことでしたが、中に入れるのかは不明でした(→情報サイト)
少しレンガが残っている部分もあります。巨大な鉄塔?も外から見えます(何に使うものなのかな)
雨がひどくなってきたので、どこか雨宿りできるところはないかと探していると、「浦賀文化センター」の道案内が目に入ったので、行ってみることにしました(写真は横断歩道を渡って少し戻ったところから撮影)
なだらかな坂を上ると「郷土資料館」の文字が窓ガラスに見えます
入口をはいると『見学の方は事務室まで』と書かれていたので、事務室へ。『そろそろ土砂降りになりそうなので、雨宿りがてら見学したいのですが・・・』と伝えていると、外は一気に土砂降り(ラッキー^^v)。予想に驚いている事務員さん達からパンフレットを頂いて、2Fの郷土資料館へ(ITの力ですから^^;)
雨が降らなければ立ち寄らなかったと思いますが、立ち寄って大正解でした(何故ガイドブックに大きく掲載されていないか疑問)。『鳳凰丸』(日本最初の大型洋式軍艦)『咸臨丸』『黒船』の模型展示、『浦賀奉行所』など昔の街並みのジオラマ展示など小さいながら、ぎっしり詰まっている感じです(写真撮影は可でしたが、個人限としてくださいとのことだったので掲載できません。ご容赦ください)
ここで貰ったパンフレットによると『浦賀奉行所 与力 中村三郎助氏は黒船に最初に乗り込んだ日本人』とのこと(知らなかったです)。『咸臨丸の修理など海軍日本の造船・操船の第一人者として礎を築いた』人。でも幕末は悲劇だったようで『函館五稜郭の辺りで新政府と戦い力尽きた』そうです(享年49歳)
少し雨も小降りになってきたので歩き始めました。横須賀ではみかけなかった柄のマンホールを発見(横須賀市の木が『オオシマザクラ』のようなので、それをデザインしているように見えます)
二股に分かれているところに来ましたが、海沿いの方が良さそうなので、左側に進みます
少し進むと入口があり、「浦賀港」沿いに歩けるようなので、そちらに入って見ることにしました(浦賀駅方向を向いて1枚撮影)
きれいに整備されており、公園のようになっています。遠くに『浦賀の渡し船』も見えます
白い土蔵の模様の建物が見えるところで道に戻ります。渡し船は『就航中』を確認、念のため(良かった)
ここには『横須賀風物百選 浦賀港と渡船』の説明があります。かなり古くからある浦賀港ですが『亨保五年(1720)に浦賀奉行が置かれ、江戸湾に出入りする船を全て浦賀港で船改めをすることが義務付けられた』と書かれています。江戸時代から重要な拠点だったようです。ちなみに渡船は唯一の市営交通事業だそうです(「浦賀街道」という名前もあるそうです)
「浦賀の渡し」の待合室みたいです。中には自動販売機があります。遠くから見ていた時以上に幅がなかったです(狭い、でも待たないから必要ないのかも)
港沿いの道を歩いてしまったので、「西叶神社」を通り過ぎてしまいました(汗)。少し戻ります
こんな大燈籠も道路沿いに発見!
道路沿いに「西叶神社」の鳥居を発見! 事前に地図を見ていて名前が気になっていた「浦賀ペリー歯科」もここにありました(でも最近出来た歯科のようです)
石段を上がって、まずは「西叶神社」にお詣り。少し雨が強くなってきたので、雨宿りさせていただきました
素敵な燈籠の向こうにみえる絵馬には『叶』の文字。願い事が叶いそうです
本殿右奥には『福寿弁財天』が祀られていましたので、こちらにもお詣り
社務所が見える側にあったのは『昭洞香山君碑』。この方もペリー来航時に中村三郎助氏と一緒に黒船に赴いた方とのことです
帰宅してから調べてわかったのですが、西叶神社の『勾玉』を東叶神社の『お守り袋』にいれると良縁のお守りになるそうです。もう1つ未確認ですが西叶神社の狛犬は両方とも口が開いており、東叶神社が両方閉じているとのこと。東と西で一対の神社になっているようです(調べてからいけば、もう少しいろいろと確認できたはず。かなり反省)
神社を出てすぐに右に曲がると社務所の前辺りに『ええじゃないか』の説明板を発見!
なぜと思い読んでみましたが、『東海道から江戸に伝わっていく途中で浦賀にも広まった』とのこと(それにしても、旧東海道と浦賀って、かなり離れていますけど、どのように伝わってきたのか気になります。海からだと東海道とは書かないですよね、謎)
その少し先クリーニング屋さん(だったと思う)の前には『廻船問屋跡』の説明がありました。『船を持たずに荷改めをしていた問屋』も廻船問屋、『廻船を持ち瀬戸内から東北まで広範囲に商いをしていた商人』も廻船問屋と呼んだそうです。昔この辺りは多くの蔵が立ち並び一大問屋街だったとのこと
かなり小雨にはなってきましたが、まだ傘が必要な状態が続いています
文章が多く、かなり記事が長くなってしまったので、一旦終わります
次の記事「浦賀散策2(陸軍桟橋~燈明堂)」に続きます