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路上観察師による撮影した写真で振り返るウォーキング録です。歩いた気分になってもらえた嬉しいです

閑歩:旧東海道を歩く 復習(川崎~鶴見)

※記事としては「閑歩:またも川崎をぐるぐる(稲毛神社で写真も撮り直し)」から続いています(少し悩みましたが、コース等も書かないので「閑歩カテゴリ」にしました)

ランチを終えて「東海道かわさき宿交流館」に向かいます

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途中『東海道川崎宿』と書かれた自動販売機を見つけました。まだまだ新しい発見があります

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東海道かわさき宿交流館」に到着。7/15~9/11まで『写真展 川崎 変化と再生の風景』を開催中です

2Fの川崎宿の展示ブースで、説明員の方といろいろとお話させていただいたのですが、ざっくりまとめるとこんな内容です

「川崎大師」様にある『八角五重塔(中興塔)』は拝観できる
 毎月21日と第1日曜 10:00~15:30(今度行ってみます)

「六郷の渡し」は象が船橋を渡った記録がある
 8代将軍吉宗公にベトナムから献上されたそうです
 (説明資料に昔の絵がついていました)

銀柳街』は昔『古川』という川だった
 佐藤惣之助氏は佐藤家(佐藤本陣)の裏=古川で釣りをしたという記録がある

いさご通り、「川崎信用金庫本店」のところは少し高くなっている
 『微高地』という

川崎市役所の時計塔は川崎大空襲でも残ったが、建替でなくなる?
(調べてみましたが、計画をみる限り、
 本庁舎の前面部分は残るようなのでなくならないようです、ホッ(^_^))

東海道川崎宿として新しい説明板が「夫婦橋跡」に設置されている
 (川崎市横浜市鶴見区の市境の場所)

 いろいろと話して興味が出たので、旧東海道を鶴見まで歩き直してみることにしました(特に「夫婦橋」を確認したかったので)。写真展も見て、受付で欲しかった『広重 東海道五拾三次』(本)も購入してから出発!

※コース詳細は省きますので、旧東海道を歩くカテゴリの記事「旧東海道を歩く89」を参照お願いします

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まずは旧東海道を少し離れて「川崎市役所本庁 時計塔」へ、改めて見ると凜々しい感じがします

現在川崎市では『川崎市役所本庁舎 さよならイベント』(10/14~16)が企画されているようで、既に閉鎖されている本庁内に入れる最後の機会になるそうです(まだ川崎市公式ウェブサイトには掲載がないようです。是非行ってみようと思っています)

少し脱線しますが、「銀柳街ホームページ>銀柳街の歩み」によると

現在の銀柳街あたりは戦後発展をみた訳ですが、 古くは古川と言う川が流れていて一面葦に覆われたまったく寂しいところでした。 昭和10年頃失業対策として川を埋め、下水設備などをもうけたところ 徐々に発展しましたが戦禍によりまた元の荒廃した状態に戻ってしまいました。 戦災による川崎市の打撃は大きく特に中央地区においては、破滅に瀕する状態でした。戦後この荒廃した焼け野原を復興しようと商店有志が集まり本組合を設立いたしました。

とありますので、昭和10年頃に『古川』は埋め立てられ、川崎大空襲の後、現在の銀柳街が出来たようです(知れば知るほど歴史があります)

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『いさご通り』の大きな看板のある「川崎信用金庫本店」にやってきました。確かに少し高くなっているようです

東海道かわさき宿交流館」の方によると、『これは川の氾濫などで堆積したものの上にさらに積み上げて、次の氾濫に備えていた』結果とのことで、旧東海道の名残を残す場所とのことです(知らないと、そのまま通り過ぎてしまいます)

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途中、『川崎稲毛神社 山王祭 担ぎ手大募集』のポスターを見かけました。最近各地でお祭りが廃れてしまう理由の1つが御神輿の担ぎ手不足と最近ある方から聞いたのですが、ここ川崎でも現実的な問題としてあるようです(私としては興味はありますが、体力的に参加は厳しいかな・・・)

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川崎小学校」のところで郵便ホストを発見! 『これは!?』と思い、近づいてみました

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やはり「砂子の里 資料館」前に続いて、郵便ポスト復活第2号だそうです。他にもあるのでしょうか? ちょっと気になります

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校門前には『川崎小學校 わたしたちの先輩』の説明板がありました。佐藤惣之助さん、坂本九さんは川崎小学校の出身だったとのこと(わざと使っていると思われる『學』の字が渋いです)。でもこういう取り組みには賛同します(自分達の住んでいる街に少しでも子供達が興味を持ってくれると嬉しい)

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八丁畷駅」の手前でビルの解体作業中でした。狭い歩道ギリギリのところなので、ちょっとビクビク。中の鉄骨が剥き出しになっていて、老朽化を感じます

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川崎市横浜市鶴見区との境、「林青果店」のところまでやってきました

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右に曲がったところに『市場の夫婦橋』の説明は確かにありました(川崎側から旧東海道を歩いてくると絶対に気がつきません)。説明によると『夫婦橋と呼ばれる2つの石橋がかかっており、東海道を歩く人の憩いの場』となっていたとのことです。今は橋もありません

もう1つ『夫婦橋と書かれた石が残っています』と聞いたので、探し始めます

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10分ほど付近を探し廻って、ようやく「熊谷酒店」の自動販売機の横にあるのを見つけました(先ほどの説明板のちょうど向かい側でした)。『夫婦橋 昭和九年十二月』と読めます(昭和9年12月に何があったのかはわかりませんでした)。これを見たかったので、大満足(^-^)

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「熊谷酒店」さんの自動販売機で、またまた新しい『シロクマさんのつぶやき』を2つも見つけました(今日は見つかる)。何回もこの道歩いているんですが、何故か視界に入っていなかったみたいです(謎)(これも「シロクマさんのつぶやき」に登録)

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途中にあるので「熊野神社」にもお詣りさせていただきました(本ブログ開始してから3回目)。『盆踊り』の準備中でした。夏を感じます

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先日は前の道が工事中で、ちゃんと写真の撮れなかった「市場の一里塚」もバッチリ撮影できました

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鶴見図書館」の付近にある花壇(路上ではありません)で、格好いい鶴がデザインされたタイルを発見。鶴見区のシンボルマークだそうです

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「鶴見図書館」でトイレ休憩したのですが、『図書館からのお願い』は何故かかわいいブタさんでした(謎)

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鶴見駅に向かう道沿いにある説明『身禄道』に書かれている、富士山信仰の『富士塚』を確認しに「鶴見神社」にやってきました。お祭りのようで、ささやかですが出店が出ており、笛と太鼓によるお囃子が聞こえます。まずは本殿にお詣り

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「宝物殿」の扉が開いており、中に御神輿が見えます。そばにあった『神輿の伝説』によると『三百年の昔、鶴見川で神輿を洗うとき、流れてしまい、天王河岸で見つけた鶴見村の百姓が当社に納めた』と書かれています

あれ?どこかで聞いたような話。御神輿って流れやすいものなのでしょうか?(それとも神様の御業?)

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『神輿の伝説』の下にあった『鶴見神社境内貝塚』の説明の中に「富士塚」の場所が書かれていました。予想通り、本殿右奥にある、柵の向こうに見えたのが「富士塚」でした

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写真を撮ると、どうしても柵が写ってしまい、イマイチだったのですが、柵の隙間からレンズを出せばOKということに気づき、バッチリ「富士塚」を撮影させていただきました。富士信仰が実際どのようなものだったのかはまだ知りませんが、富士山を見るとやっぱり拝みたくなってしまいますので、昔の人もそうだったのではないでしょうか

これにて旧東海道の復習は終わり

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「JR鶴見駅」の京浜東北線ホームから見える「村上整形外科」の看板にあるアイコンがちょっとカワイイので写真に収めてしまいました(笑)

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関係ないですが、鶴見駅はホーム柵を設置するようです。スマフォ歩きで線路に落ちるなどの事故もあったような気がしますし、安全への配慮が進んでいます

予想外にたくさん歩いてしまった1日ですが、いろいろと知ることができ、充実した日になりました

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