久里浜散策2(ペリー公園~くりはま花の国[第2駐車場])
「久里浜散策1(久里浜駅~開国橋)」からの続きです
海沿いの通りは『ペリー通り』という名前のようです。道路の上の方に『黒船』と『花火』と『お祭り』をデザインした標識が見えましたが、何を意味しているかわかりませんでした(謎)
海岸沿いの道を進んでいきます。大きなヤシの木があったり、遠くにフェリーが見えたり、浜辺では海を楽しんでいる人がいたり、なかなか飽きません(歩いているのが楽しい)
通りの反対側にたくさんの木が見える場所にやってきました。横断歩道を渡ってみると、ここが「ペリー公園」でした
公園の入口を入ると、目の前に『ペリー上陸記念碑』が見えます。前面は漢字、裏側は英語で書かれています。「ペリー記念館・ペリー上陸記念碑(ペリー公園) | 久里浜観光協会公式サイト」の説明によると
1901年(明治34年)7月14日、ペリー上陸と同じ日に米友協会が建立しました。表の碑文は、初代内閣総理大臣 伊藤博文の筆によるものです。太平洋戦争以降、日米が敵対関係となり、1945年(昭和20年)2月に碑は引き倒されました。しかし、終戦後、粉砕されず残っていた碑は同年11月に復元されました。
と書かれています。確かに前面には『伊藤博文書』の文字が見えます(その上の漢字が読めません・・・)。日米関係の変化を体現しているような、歴史を感じる石碑です(太平洋戦争時に粉砕されなくて本当に良かったです)
左側少し離れたところにある『ペリー上陸記念碑 1基』の説明には、もう少しだけ詳しい説明(建立の経緯)が書かれています
左側が『かねこ松』、右側が『ろぢゃーす松』。「「かねこ松」と「ろぢゃーす松」 | 久里浜観光協会公式サイト」によると『記念碑建立を記念して、金子堅太郎男爵(米友協会会長)、ロジャース少将(ペリーの孫)が植樹したもの』だそうです
「ペリー記念館」の少し手前には『昭和62年7月14日寄贈 ペリー准将博物館への献石 在日米海軍司令官ジェームズ-P、骨子-少将及びニューポート市長パトリック カービー氏 これを贈る』と書かれた石が置かれています。近年、「ペリー記念館」に贈られたものなのでしょうか? 館の名称が違うのが気になります
公園の奥に建っている「ペリー記念館」、屋根には風見鶏が乗っています。「ペリー記念館・ペリー上陸記念碑(ペリー公園) | 久里浜観光協会公式サイト」の説明によると、
1987年(昭和62年)、横須賀市の市制80周年を記念して建てられました。1Fは黒船来航を再現したジオラマ模型の展示ホール、2Fは資料展示室となっています。
と書かれているので、さきほどの献石はやはり「ペリー記念館」に贈られたもののようです
受付の方に伺ったら、写真撮影可ということだったので、少し写真を撮らせていただきました
1Fにある黒船来航時を再現したジオラマ、最近廻ってきた地名がいくつか見えます
2F中央にあるランプが灯る展示。緑の線は説明によると『(黒船来航後)万一に備えて決められた、主な施設どうしの連絡網(御用道路筋)』、横浜方面(江戸方面)だけでなく、反対側にも延びているのが気になりました。それだけ警戒していたということなのだと思います。説明に『黒船来航の時、東海道より南の村々は警護の手伝いをさせられました』とも書かれているので、東海道との距離を考えるとすごい警備体制だったように感じます
不思議なことに浦賀ではあんなに著名だった『中島三郎助』氏の名前は見かけませんでした
記念に受付で『ペリーサイダー』購入してきました。ペリー提督の絵柄が気に入りました(まだ飲んでいません)。『走水天然水100%使用』と書かれているので、きっと横須賀産の一品です
購入時に受付の方と少しお話させていただいたのですが、『浦賀奉行所として浦賀港に黒船を入れたくなかったので、久里浜に上陸させるという選択になった』、『浦賀奉行はオランダ側(だったと思う)を通じて、事前に米国が来訪するらしいという話は知っていたようだ』、『実際に開国を促す大統領の親書を手渡すのに、かかった時間は30分程度だった(7/8 浦賀沖に停泊から7/14 久里浜上陸許可の期間を考えるとかなり短い)』ということを教えていただきました
「猿島」でみた『ペリー・アイランド』から始まった黒船来航を追いかけるウォーキングも、ひとまずこれにて完了(猿島の話は記事「横須賀 公園巡り3(猿島[オイモノ鼻~猿島桟橋])」参照)
受付の方に御礼を言って、「ペリー記念館」を後にしました
「ペリー記念館」で30分近く涼ませてもらったので、快調に道を歩いて行きます
モダンな感じの街灯があります
なぜか規則正しく、歩道に並んでいるものには惹かれてしまいます(ある種、トンネルと同じものとして認識しているせいなのかも・・・)
コンビニの手前にあるお地蔵様。海上安全を祈願して大切にされているようです。そばにあったキャッチフレーズ『海さんありがとう』が気に入ってしまいました
海の方を見ると「東京湾フェリー」の建物が見えます。ここから金谷行きのフェリーが出ています。「東京湾フェリーのホームページ」を見ると、夏は飲み放題付きのサンセットクルーズなるものがあるようです
「住吉神社」は道路からすぐの場所にありました。ご由緒によると『創建は約千年前』とかなり歴史があります。『御神徳は禊祓(除災招福)、航海、漁業、産業貿易』と海に面した神社ならではという感じがします。ご由緒には源頼朝の名前も書かれています
石段を上って、お詣りさせていただきました
本殿左には小さなお社が二つ。こちらにもお詣りさせていただきました
石段の左横には、石仏らしき像と4つの石柱が並んでいます。全て『猿田彦大神』と書かれていました(ご由緒にも記載はなく、謎です)
神社の前の道をまっすぐ移動して「くりはま花の国 第2駐車場」に向かいます
Googleマップが最短として提示した道です。近くには「傳福寺」(参考:「傳福寺[でんぷくじ] | 久里浜観光協会公式サイト」)もありますので、廻っていくコースも考えたのですが、面白そうなので、こちらから行ってみます
突き当たりを左に入り、
すぐの道を真っ直ぐ進み、
突き当たりを右に入って、
最初の曲がり角(単に柵が切れているだけのような場所)を入ると
「くりはま花の国 第2駐車場」近くの普通の道路に出てきました(ただ歩いていたら、絶対選択しないような裏道、すごいなGoogleマップ)
右側の崖のようなところを見ていると、列車?が走っています(すぐにわかりますが、「くりはま花の国」内の移動手段『フラワートレイン』です)
『フラワートレイン』を追いかけるように、道を進み、突き当たりを左に曲がったら、『フラワートレイン』は見えるのですが、ここからは「くりはま花の国」には入れない場所に来てしまいました(なってこったい(>_<))
少し道を引き返すと、駐車場に入れる階段がありました(良かった)
ロッジ風の建物はトイレでした(オシャレな感じ)。これからに備えてトイレ休憩
入口付近にある距離表示では『ゴジラのすべり台』がある「冒険ランド」までは1200mあります(まだ少し先です)。よく見るとアイコンが『ゴジラ』です(^^)
これから、というところですが、少し記事が長くなってしまったので、一旦終わります
次の記事「久里浜散策3(くりはま花の国[ガーデンレストラン~県木の広場])」に続きます