Bataさんぽ+

路上観察師による撮影した写真で振り返るウォーキング録です。歩いた気分になってもらえた嬉しいです

武蔵小金井 野川と湧水めぐり4(下弁天~野川[天神橋])

からの続きです

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「花と緑の小径」を抜けたところで、少し道に迷ってしまい、Google マップで確認したところ、「花と緑の小径」の真正面にあった、この細い道が『野川』沿いの遊歩道へ戻る道でした(かなりマップがわかりづらい)

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道を抜けたところにあった小さな橋を渡って、『野川』沿いへ

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この辺りは水が多く、川原に下りられるようになっていたので、何かを採っている少年が2名ほどいました(網ですくっていたけど、何がいたのかな?)

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『野川』沿いを進んで行きます。途中、左側にあったのはベンチだと思うのですが、すっかり草に埋もれていました(ちょっと座りたくない感じです)

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「大城橋」「豊住橋」を過ぎて、「西之台橋」までやってきました。『一級河川 の川』と書かれています。正式名称は漢字でなく『の川』なのでしょうか? ひらがな1文字の川名はかなり珍しい(*゚Д゚)

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「下弁天」へ向かうため、「西之台橋」を渡り、「西ノ台会館」前までやってきました

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木に箒が2本なっています(笑)。箒持って立たされてる感があって、ちょっと可哀想

ここで少し道がわからなくなり、再びGoogle マップのお世話になったのですが、結局わからず

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山勘で「西之台会館」を過ぎた後で、左に曲がってみることにしました

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真っ直ぐ進んでいくと、お社のような建物が見えます。少し先に行くと鳥居が見えてきました(写真下段 中央左側)

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なんとか「下弁天」様にたどり着けました。『辨財天由来』と書かれた説明には

 大澤隼人守一族は何時頃此の武蔵野に辿り着いたのか定かではないが、此の武蔵国貫井の里を永住の場所と定め、神の御加護の下、春夏秋冬永い年月をかけ此の地にとどまり、広い野原を切り開き開墾した。
当社の創立は慶長十年(一六〇五)九月十五日、武蔵野開拓の大澤一族の里人が此の清水の湧き出る地に、生活になくてはならぬ大切な水の神であらせられる水神を御招きし、氏神様としては辨天様をお祀り申し上げた。中世になり、何時からかは定かではないが、貫井神社を上辨財天、この社も下辨財天と呼ばれ、今日も愛称で呼ばれている

とあり、大澤一族により、ここに作られた神社のようです。続いて

慶応三年(一八六七)維新政府により王政復古が成される
上辨財天は、明治二年(一八六九)神仏分離令により、厳島神社と改称する
明治十四年(一八八二)三月十五日社殿大破により再建される
明治三十三年(一九〇〇)大澤一族の下辨財天と小長久保八雲神社貫井神社に合祀となる
昭和二十九年(一九五四)、八雲神社貫井神社の境内社となる
下辨財天は貫井神社の境外社となり現在の元社に納まる

と書かれていて、「貫井神社」が改称したのは、やはり神仏分離令のためだったとわかりましたが、合祀した神社を境外社にするということがあるのだと初めて知りました(やっぱり神社の仕組みというか、仕来りがよくわかっていません)。さらに続いて

昭和三十三年(一九五八)より同三十六年頃の間、池の湧水が止まり、それ以来下辨財天の池も枯れ、又、水脈の変化か大木の杉も枯れ、その近辺の木も枯れ、真竹に花が咲いたと思えばこれも又根まで枯れて、今日になっても竹の芽も生えぬような異変の年となる

とあり、湧水の地で水枯れになってしまった場所のようです(少し悲壮)

平成十年(一九九八)、社殿再建により百有余年のあいだ風雨に耐えてきた社も老朽化の為、総代会及び世話人会に計り再建することに決定し同年九月四日落成する

最後には平成になってからお社を再建したと書かれているので、今でも大切にされている神社とわかり、安心しました

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小さいながらも立派なお社にお詣りさせていただきました

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横には「大鷲神社」のお社もあったので、こちらにもお詣り

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水が豊富な武蔵小金井で、水のない池は違和感がありましたが、湧水もないので、整備された池には水を入れていないようでした(憶測です。最初は夏の節水かなと思っていたんですが、改めて写真を見ると池に敷き詰められた石がきれいすぎます)。水枯れの原因はなんだったのでしょうか? いつの日か、この池に水が戻るのを見てみたいです

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すぐ近くにあった公園には『下弁天子供広場』と書かれた大きな石碑が立っていました(しかもかなり新しい)

読んでみると『貫井南町に住む14軒の大澤家が代々共有し維持管理してきた土地を約40年前から市が無償で借用し下弁天子供広場として開放』していたそうですが、『大澤家の皆さんから末永く緑を残し、公共の福祉に役立てていただきたいという主旨で平成27年5月22日に市へ寄附していただいた』そうです

さきほども出てきた『大澤一族』の末裔方々でしょうか? ちょっと広い公園(石碑では970平方メートル)なので、すごいの一言に尽きます(やることが違います)

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一旦公園を離れ、歩き始めたのですが、

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こんこんと湧き出る水のところで遊んでいる親子連れが微笑ましくて、戻ってきてしまいました(微笑)。少しお話させていただきましたが、『この辺りは水が豊富で羨ましい』と伝えると、あまりピンと来ていないようで『横浜駅近辺などは節水のためか水が涸れている噴水が多い』と伝えると吃驚されてました

なかなか水から離れようとしないお子さんと、そのお母さんにお別れを伝えてから、先に進みました

考えてみると、これが湧水なら、こんなに近くに水が出ているので、「下弁天」様の池に注いであげたいと思ってしまいました(うーん、なぜそうなっていないのだろうか?)

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公園というと少し狭いですが、先ほどの遊歩道に比べると、かなり素敵な道を歩いて先に進みます(個人的にはこのくらいの道が落ち着きます)

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もう終わり、と思っていたのですが

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道路をはさんで、ほんの少しだけ続いていました(笑)

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「下弁天」様のお詣りも済んだので、『野川』沿いの遊歩道に戻ろうと「前原小学校」のところまで来たのですが、『野川う回路案内』と書かれた看板があり、『野川』沿いをしばらく歩けないようです

よく見てみると、車用の迂回経路のようなので、歩行者はもっとショートカットできる道がないか探してみました(マップだと小学校の前を歩けるように見えます)

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小学校の前に狭い道があり、こちらから先に進めるようです

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入口のところには雀たちが・・・、久しぶり(微笑)

以前、久里浜散策時に『海軍工作学校跡』のあった公園の入口にあったモノと全く同じです、本当に笑吃驚(記事「久里浜散策1(久里浜駅~開国橋)」を見てみて下さい)

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学校の裏側にあった、遊び場のような道でなぜか懐かしい感じがしました

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こんな説明が途中にあったので、昔『野川』はこちら側も流れていたようです(今までもそうですが、水の流れていたところに遊歩道や散歩道が作られていますね)

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少しずつ景色が変わりましたが、それほど長い散歩道ではなく、すぐに『小金井街道』のところまで出てきました

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横断歩道を渡り、『小金井街道』を北上してゆきます

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さきほどの小学校横の散歩道から続いている支流なのでしょうか、水は見えませんでしたが、草が生えている川のような場所がありました

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すぐに『野川』に架かる「新前橋」に着きました。ここにある東京都の説明では『のがわ』と完全にひらがなです(ひらがな度アップ?)

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「新前橋」の上から『野川』を撮ってみましたが、完全に緑地です(写真だけ見せたら川って信じないと思う)

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橋には桜と川をデザインした装飾がなされていました(きっと、この辺りは桜の名所なんですね。桜の季節に来てみたいです)

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マップの通り、川の左側にある遊歩道を進んで行きます。次の「丸山橋」にはすぐに着きました

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「丸山橋」からも川を見ましたが、細い水路が中央を流れる草原です。川という感じは全くしません(ある意味すごいな『野川』、ここって花が咲き乱れていたら、めっちゃめっちゃ綺麗ですよね。でも、そうなったら『花川』に改称しないと・・・)

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途中何カ所で見かけたのですが、改めて自動車学校の横にあったモノを見てみました

【なぜ草刈りをするの?】
草刈りをすることで、川の水を流れやすくしたり、人が水に親しめる空間をつくります。また、防火・防犯のためなど色々な目的で草刈りを行っています。
【どのくらい草刈りをするの?】
野川では、1年に3回の草刈りを実施しています。
【配慮していることは?】
野川は、市街地において希少で身近な自然環境を有しています。草刈りによって豊かな野川の生態系が崩れることがないように配慮しています。
生きものの生息空間として重要な環境配慮範囲(水際)は、1回目・2回目・3回目と、草を刈る範囲を変えることで、多様な自然環境を生み出し、いろいろな生きものが住みやすい場所をつくりだします

と子供っぽい質問とひらがな多めですが、書いてある内容は難しすぎ(笑)。でも、年3回刈っても、この茂り方は栄養が豊富な水のおかげという感じがします

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少しなだらかな坂を上がったところに「天神橋」がありました

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橋のそばにあったのは、がびがびになっていましたが『野川周辺案内(天神橋~小金井新橋)』がありました。遺跡がたくさんあるなぁと感心していると、近くに「小金井神社」があるようです。これは立ち寄ってお詣りさせていただかなければいけません

少しコースを離れて「小金井神社」にお詣りするところですが、記事もかなり長くなってきたので、一旦終わります

次の記事

に続きます

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