Bataさんぽ+

路上観察師による撮影した写真で振り返るウォーキング録です。歩いた気分になってもらえた嬉しいです

「ほの国」豊橋・豊川は魅どころいっぱい10(御油の松並木)

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前の記事「「ほの国」豊橋・豊川は魅どころいっぱい9(JAあぐりパーク食彩村)」

から続いています

※タイトルの『魅どころいっぱい』は『不思議な魅力がある』という意味で『魅』を採用しています

バスは豊橋市を離れ、豊川市へ。「御油の松並木」を目指しています

バスガイドさんが「御油宿」について、少し説明してくださいました

御油宿は本陣が4つもある大きな宿場町だった(*゚Д゚)
姫街道との追分(分岐点)がある
御油宿と赤坂宿の距離は短く、16町(1.8Km)しかなかった(*゚Д゚)

前の記事で書いた「大橋屋」廃業の話もここで教えてくださいました

 

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バスが駐車場で停車しました。遠くに松並木が見えています

 

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「JAあぐりパーク食彩村」から、ずっとトイレを我慢していたので、降車したタイミングでトイレへ^^; 戻ってくるとガイドさんによる説明が始まっていました

この昔の旅姿のガイド 小笠原さんはとっても有名な名物ガイドさんのようです

ピンクのブルゾンがまた似合っています(背中はなんと『いなりん』の後ろ姿が・・・、どこで売っているか気になりますね)

 

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頂いたパンフレット『御油の松並木と御油の松並木資料館』から地図を部分的に引用させていただきました。名鉄御油駅」から歩いていける距離です(といっても1km強ありそうです) 現在いるのが松並木の絵の右下にある大駐車場になります


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ガイドさんの後ろについて、早速「御油の松並木」へ。三度笠が決まっています、小笠原さん^^

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音羽川』に架かる「並木橋」を渡って行きます。なかなか素敵な眺めです

 

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御油の松並木」に到着、立派な松の樹が道の両側に並んでいます


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頂いた資料『穂の国 国の天然記念物指定 御油の松並木』から引用させていただきます。『当初は約600メートルの両側に等間隔で650本程植樹され』ていたそうです。『松の木に対する幕府の監視の目は厳し』かったとも書かれています。『戦では、松を切り倒し敵の進行を防ぐため』ともあり、重要な交通路の保持と、戦になったら使えないようにするための措置でもあったということに驚きました(*゚Д゚)


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もう少し引用させていただくと『害虫により枯れたり、台風で倒れたり、太平洋戦争で燃料にされたり』と『一時は百数十本に減少』したと書かれています。しかし現在では『地道な保護活動により269本まで回復』しているそうです(セミナーで見たビデオでは300本と言っていたので、現在はもっと多いのだと思います)

松並木がなくなる理由に『太平洋戦争』が出てきたのは驚きです。いろいろなところで残っていないのは戦争のせいもあったのかもしれません

 

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大きな松は5本しか残っていないそうです(聞き間違えていなければ5本です)

 

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松並木の中を歩いて行きます。真ん中が車道なので右側にある歩道を歩きます。ちょっとした松のトンネルです

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この歩道、何年か前に現在のように整備されたとのことで、大変歩きやすくなったそうです。それ以前は自動車に注意しながら路側帯を歩くしかなかったとのこと

 

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昔の旅人になったような気分で松並木を歩いて行きます。覆い被さるような松です

 

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適切に維持管理していても倒れてしまう松もあるため、植樹も行っているそうです。こういう地道な活動が大切なのですね(これらの樹が並木に加わるのは、まだまだ先のことになります)

 

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また一つ大きな樹を紹介してくださいました。どうしてわかるのかなと思ったら、ちゃんと番号札が付いています

 

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『松並木が残っている場所は多いが、街道脇の土手の部分が残っている場所は少ない』と教えてくださいました。気になったので、松並木が続いていた「大磯宿」の写真を自分のブログで確認してみました。確かに土手はありません(少し写真は小さいですが、気になる方はこちらから→「旧東海道を歩く27(大磯[化粧井戸~大磯駅入口])」)

 

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松並木の終わりに立っている、一際大きな樹。根元には『天然記念物 御油ノ松並木』と書かれていました

 

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振り返って、今歩いてきた道を撮影してみます。松はまばらに立っているのがわかります(大きな樹の近くは日陰ができていて、夏ならば涼しそうです)

 

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川の手前で折り返して、「御油松並木公園」を通って、バスに戻ります(私的には帰りも松並木で良かったのですが・・・)

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遠近法で同じような高さに見えますが、鉄塔の方がはるかに大きいです。こういう光景には不思議とひかれます

 

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途中にあった『御油松並木公園案内図』、かなり広い公園です。松並木の説明は前述の説明と重複するので割愛します

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公園内にはこんな素敵な道もありました。短いですが、雰囲気がいいです(団体行動から離れて、こちらを歩いてしまいました^^;)

 

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こちらの畑仕事をしているオレンジ色の服の方、

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本ツアーの様子を写真に撮っていました^^; ブログをやっているということで検索してみると、

mihayashi6.exblog.jpこの日の様子がブログ記事になっていました(勝手ながら紹介させていただきました。削除した方がよい場合は連絡くださいませ>Kojirou様)

ここでガイドさんが、渡りをする蝶『アサギマダラ』の説明をしてくださったのですが、やはりKojirou様のブログが詳しいので再度言及させていただきます

mihayashi6.exblog.jp綺麗な蝶なので機会あれば観に来たいです

 

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「並木橋」を渡って、バスに戻ります。行かなかった東南の部分にも松並木が少し続いているようです

 

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バスの手前で小笠原さんが『東海道中膝栗毛』に出てくる「御油の松並木」のお話をしてくださいました。昔は木が茂る、獣たちも多くいた場所だったようです(上記写真はパンフレット『御油の松並木と御油の松並木資料館』から引用させていただきました)


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加えて、昔の松並木の管理についてもお話してくださいました(こちらは資料『穂の国 国の天然記念物指定 御油の松並木』から引用しています)。松の管理は厳格に行われていたようで、『枯れた木を切る際にも赤坂宿から役人が来て、見聞した上でないと伐採できなかった』とのこと

松並木に関する知識も増え、大変勉強になったので、お礼を言いつつ、気になっていることを訊いてみました。装備している『いなりん』グッズは「豊川観光協会」からいただいたものとのこと、観光協会で購入できるそうです(有力情報をゲットしました)

 

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バスに戻る手前で豊川の汚水マンホールも発見! なかなか素敵なデザインです

いつかたどり着く日まで
 さらに立派な松並木に育っていてください
 (資料館にも立ち寄って、今度はさらにゆっくりと歩きます)

素晴らしかった「御油の松並木」に別れを告げ、バスは2日目のメイン「豊川稲荷」に向かいます

次の記事

に続きます

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