閑歩:大磯駅周辺をぶらぶら2
からの続きです
やってきました「鴫立庵」
説明には
寛文四年(一六六四年)小田原の崇雪がこの地に五智如来像を運び、西行寺を作る目的で草庵を結んだのが始まりで、元禄八年(一六九五年)俳人の大淀三千風が入庵し鴫立庵と名付け、第一世庵主となりました。
現在では、京都の落柿舎・滋賀の無明庵とともに日本三大俳諧道場の一つといわれています。
崇雪が草庵を結んだ時に鴫立沢の標石を建てたが、その標石に"著畫湘南清絶地"と刻まれていることから、湘南発祥の地として注目を浴びています
こころなき 身にもあはれは 知られけり
鴫立沢の 秋の夕暮れ(西行法師)
と、先ほどの駅の説明より歴史が詳しく書かれています。ここが大磯町の『景観重要建造物 指定番号2』のようです
受付で入場券を購入して入場。町内の方はお安く入れるようです
完全に昔風の庭園で落ち着いた感じがあります
でも、こんな感じの現代アートも置かれています。不思議にマッチして違和感はありません
庵内にはたくさんの石碑が置かれているのですが、ちょうど受付の裏側くらいにある、これが『鴫立沢標石』のようです。せっかくなので裏側も見させていただきました。うっすらと文字が残っています
2周ほど廻って、ゆっくりさせていただいた後で、「鴫立庵」を出てきました。先ほどはあまり気にしていませんでしたが、入口にかかる橋の上から見える水の流れが、とても良い感じに見えてきました(庵内を流れていると、さらにいい感じがしますが、既に難しいのでしょうね)
なんと「鴫立庵」の横にも『湘南発祥之地 大磯』の石碑が建っていました(こちらの方が駅前よりかなり古そうです)
「とんかつ はやし亭」の看板がとても美味しそうだったので、入口に行ってみましたが、閉ざされており、既にランチタイムは終わっているようでした(ランチ難民決定!)
そのまま海の方へ歩いてみました。潮風が栄養を含んでいるかもしれません。ふと前を見ると歩道橋、海沿いの国道1号線、国道1号線につながる道路の3本が並んでいる場所に出てきました
まずは歩道橋を下から撮影!
続いて国道1号線の下から^^
その横を走る国道1号線につながる道は新しく下から見ても緑色です
海側から見るとこんな感じです
道路の下も堪能したので、歩道橋を歩いてみようと戻ってみると
目の前には「大磯町役場」がありました。クロスして組まれた鉄骨がかなり格好いいです
歩道橋の上に上がってみると、こんな眺めでした。歩道橋との微妙な高低差がちょっといい感じです
「鴫立庵」から流れている川は、ごつごつした岩の中を流れて、海に注がれていくようです
なんか気に入ったので撮影してしまいました。国道の下を支えている留め具?です
歩道橋の終わりに、良さげな路地があるので、こちらから戻ることにします
狭い道ですが、石垣もあり、なかなかいい雰囲気でした。大磯はこんな道がまだ残っている場所でした
「鴫立庵」の横に戻り、国道1号線を「大磯駅入口交差点」に向かって歩きます
「中南信用金庫」のシャッターには、これまでも見てきた東海道五拾三次 大磯の描かれています。色鮮やかで、かなり印象が違います
すぐそばには自転車マークのタイルもありました(たぶん、駐輪場はココという印だと思います)
通りの反対側に神社があるようです。ブロックの一角を松が覆っています
かなり古いお社でしたが、お詣りさせていただきました。御由緒が書かれていると思われる板はほとんど読めませんでした。ガイドブックによると「穐葉神社」となっていました
神社の横には『虎御石』と書かれた説明がありました。『曽我十郎の剣難を救った身代石。また虎御前の成長につれて大きくなったと言われる生石である』と書かれています。本当に成長していたなら、ちょっとホラーですね^^;
この近辺でこんなマンホールも見かけました。中央にあるのは大磯町のマークだと思います
他にも旧東海道の史跡を見てきましたが、投稿はまたの機会、次の「旧東海道を歩く」で取り上げたいと思います
お腹がすいたので、駅前のコンビニでコロッケパンとジュースを買って、ランチなのかおやつなのかわからない食事をしながら、帰りの電車を待ち、そのまま帰りました
次に「大磯駅」に来るのは朝早めの時間になる予定なので、また少し違った風景が見えるかもしれません
長くなってしまいましたが、平塚駅から始めた今回の散策はこれにて全て完了
一連の長い記事にお付き合いくださり、本当にありがとうございました
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