歩物語:横浜三塔に願いを1
本日もブログ訪問ありがとうございます!
再び物語風にブログを綴ってみる歩物語に挑戦します(まだまだ試行中ですが『試』は取っちゃいました^^;)
今回も写真は本物(コース通りに歩けます)、文章はほぼノンフィクションです(たまにフィクションあり)
さらに【】で表される部分は未来の私からのツッコミです(ツッコミの謎は最後の記事でちょこっと明らかになる予定)
今回は駅からハイキング「願いを込めて歩こう!横浜三塔物語!」を題材に記事にしてみました
横浜三塔などをご存じない方などの予備知識はこちらの記事から
横浜三塔ですが、三塔同時に見える場所が3箇所があり、これを1日で全て廻ると願い事が叶うと言われています。今回の駅からハイキングのコースでは、この3箇所全てが含まれています
よってタイトルは『横浜三塔に願い』としてみました。でも副題には『ハートを間違えないで』をつけています
では本編開始、よろしくお願いします
☆ ★ ☆ ★ ☆
2/3は節分なのだが天気もいいので、散策に出掛けようと電車に乗っている。
今日は駅からハイキング「願いを込めて歩こう!横浜三塔物語!」に参加するつもりだ。
横浜駅で乗り換えて、京浜東北線に乗っていると、向かい側の座席の女性が何やら一生懸命車内の行き先表示を見ている。わからなかったのか隣にいた女性に話しかける声が聞こえてきた。
「この電車は戸塚にはいかないのかしら?」
「ええ、京浜東北だから行きませんよ」
「えっ、JR線なのに戸塚には行かないの?」
戸塚に行くには横浜から東海道線なのだが、間違って乗車してしまっている。それにしてもJR線ならJRの駅に行くという考え方はものすごく大胆だ。
『乗り慣れない電車に乗るのは大変だな』
結局引き返すことに決めたのか、その女性は関内駅で私と同じドアから降りていった。
駅からハイキングも久しぶりだが、JR関内駅にやってきたの久しぶりだ。いつも通り駅名表示を撮影する。変な習慣だが忘れると気持ちが悪い。
ホームの窓ガラスに「駅からハイキング」の案内を発見する。JRとしては気合いを入れているイベントのように感じる。いつもながら案内も親切だ。
『いろいろとアニバーサリーなんだな』
と感心したが、開港記念会館100周年にちょっと苦笑してしまう。
『これだけ、ちょっとピンポイントすぎないか』
南口に向かう途中で大きな案内を見つける。丁寧に紹介されている。
【だから、この案内の横浜三塔の写真が小さいんだよね】
関内駅の南口はやっぱりベイスターズ色が強い。徒歩3分と書かれた青い案内が目に入る。
改札を出る手前で駅スタンプを見つける。スタンプ用紙も置いてあるので、ここはやはりスタンプ押していくしかない。
『なんと横浜三塔じゃないか』
ベイスターズか馬車道だと思っていたので、笑みがこぼれる。これからの散策にピッタリのスタンプだ。
【そういえば今回のマップ、神奈川県恒例の駅スタンプを押す欄がなかったな。う~ん、なんて残念なマップだったんだ】
南口の改札を抜けてみると足下に大きなベイスターズのユニフォームが描かれている。
『踏みつけられて、汚されて、なんか可哀想なユニフォームだな』
たまにはクリーニングしてもらっているのだろうか。
受付時間前だが既に受付は始まっていた。平日なので参加者は少ないと思うが、4名で受付は多すぎないか。
カードを読み取り機に差し込んで受付完了。サッとビニール袋に入ったマップやチラシなどを貰う。
【ここでもう少し中に入っているものについて説明してくれれば・・・。コース企画した駅員さんはいなかったし、仕方ないのかも】
【それに受付の駅員さんで横浜三塔の写真は見えないし・・・。受付にはもっと大きな横浜三塔の写真を置かないといけないぞ】
『このコース、かなり遠回りですよね』
と受付の駅員さんに話し掛けると、明確な返事は返ってこない。実際に歩いたことがある駅員さんは少ないのかもしれない。
ビニール袋からマップを取り出し、いつも通りクリアーホルダーに入れる。チラシなどは必要ないのでビニール袋に入れたまま、バッグにしまう。
【お~~い、ちゃんとマップを広げるんだ。そうすれば気づくぞ】
クリアーホルダーの両面を見てみるが、横浜三塔の写真もビューポイントマークの写真もない。知っている人はいいが、初めて横浜三塔を見る人からするとかなり不親切なマップになっている。
『他の参加者の人は大丈夫なのか?』
駅員さんに教えてもらった通り、駅を出て、すぐ左にある横断歩道を渡る。
横断歩道を渡った後、駅の方を振り返ってみる。
『関内駅南口でも、こっちにはヘルメットがないのだな』
スタジアム側ではないので当たり前と言えば当たり前なのだが・・・。それにしても赤レンガ調で素敵な駅である。
横断歩道渡り、左に少し歩けば、あっという間に大通り公園だ。入口にアーチ状に並ぶ花壇が車などが入れないように拒んでいる。
『自転車を降りて押して下さい、か』
公園内を歩いている人は少なかったが、自転車に乗っている人はいなかった。ルールを守っている人が多いようだ。
マップを見ていると何やらハートマークが書かれている。
『知る人ぞ知るスポットか』
この辺に何かあるのだろうか。
『ロダンの彫像か、きっとこれがそうだな』
こんな場所に置かれているなんて、知らなかった。
【違うぞ、既に間違っているぞ! 後でもう1回来ることになるぞ!!】
人の少ない大通り公園の真ん中を歩いて行く。道路で分断されている箇所は左右にしか横断歩道がないので仕方ないが、真ん中を歩いていると気分がいい。マップを見ると、この辺りは石の広場というらしい。
『石畳は素敵だが、何もない場所だな』
それ故に開放感はある。
ふと左側を見ると「横浜市技能文化会館」と書かれた垂れ幕が気になる。先を急ごうしたが、どうしても気になる。
『気になるなら、行ってみないと』
自分に言い聞かせるようにつぶやく。
建物の中に入ってみると『匠プラザ』と書かれた看板が立っている。さらに中に入ると、そこには横浜の工芸品とその職人(マイスター)が展示されていた。こんなものまであるのかと圧倒される。
『カメラのところには写真師か』
カメラマンよりは写真師の方が響きがいいと思う。さすが発祥地横浜ならではのネーミングだと感じる。
今までこんな場所があるなんて知らなかった。これはもっと宣伝しないといけない。
御礼を言って出ようとすると引き止められる。節分なのでお豆を1つくれた。なんか可愛い。ほっこりする。
大通り公園に戻り、先へ進んでいく。横断歩道を渡ると少し公園の雰囲気が変わった。水の広場に入ったようだ。
中央に水の流れがある。
『道幅との比率から見て、もう少し広くてもいいような気がするな』
でも押さえ気味で穏やかな流れは雰囲気がいい。子供の遊び場には適さない、大人向けという感じ。
公園の全体図を見つけた。石と水は2ブロックずつのみで、残りは全て緑だ。
『もうちょっと石と水を増やしてあげたいが・・・』
緑が増えてきた。緑のゾーンに入ったようだ。
中央にあった不思議なオブジェにはよくわからないタイトルが付いていた。
『やっぱり私には芸術はわからないな』
まっすぐ進むと横浜市営地下鉄 伊勢佐木長者町駅に下りる階段がある。しかしマップを見るとこの辺りで右に曲がり、イセザキ・モールを目指すようだ。
大通り公園を離れ、北西へ進む。写真を撮りつつ歩いていると、駅からハイキングにお夫婦で参加されているらしい二人連れに追い抜かれてしまう。
『こういうイベントに夫婦で参加するっていいなぁ』
実際には気苦労も多いのかもしれないが、独身には味わえない素敵な体験のような気がする。少なくとも散歩が好きな彼女が欲しい。
街角に小さな映画館の看板を発見する。よく見ると入口はこちら側ではないようだ。
『小さな映画館で上映される、こだわりのある作品。興味はあるんだけど、なぜか来ないんだよね』
面白そうな映画が観れるのを知っているのに、場所や上映期間・上映時間とかの制約が大きすぎて、なぜかいつも来ていない自分に気づく。
イセザキ・モールとの交差点でこれから向かう方向とは反対側を眺めて見る。
『ドンキホーテのところにつながっているのか』
今まで歩いたことがある道にどうつながっていくのかを知るのは面白い。点だったものが線になり、やがて面になっていく感覚。自分の中で大きな地図が作られていく楽しみ。
右に曲がり、すぐの場所に職人達の彫像が飾られている。目立たないし見づらいが大好きだ。
『town peopleという名前があったのか』
それにしても今日は職人に縁のある日だ。職人になる、それは憧れの生き方の1つでもある。
『現実にはなかなか難しいんだろうなぁ』
(続く)
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長い記事を読んでいただき、ありがとうございました
この駅からハイキングのコース、本当に遠回りなので、なかなか横浜三塔が見える場所まで到達しません^^;
これからイセザキ・モールを歩きますが、次の記事
に続きます
※御礼
いつも読んでくださり、はてなスターやコメントなどありがとうございます
ものすごく励みになっております。これからもよろしくお願いします