台東区橋めぐり[上流]+ご利益少々7(吾妻橋[下通過]~たぬき通り)
からの続きです。この記事も 今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2016夏」に参加させていただきます
段々と「吾妻橋」が見えてきました。先ほどとは違ってシンプルな距離標によると『河口より7.0Km』です(0.9Km海に近づいた(^^))
並んでいる小さな石のベンチ(だと思う)を見たら『隅田川を愛する会 浅草今半』の文字が・・・。他のお店の名前もあったので、『隅田川を愛する会』のいろいろな商店の協力で作られたベンチのようです
「吾妻橋」のところまでやってきました。真下からの撮影は無理だったので、精一杯近づいて1枚撮影^^;
橋の海側へは小さなトンネル状の通路がありました(テンション上がる(^^) ←単なるトンネル好き♪)
トンネルを抜けて、最初の階段を上がり、「吾妻橋交差点」へ向かいます。さすがに浅草寺雷門の近くは人が多いです
すぐそばに『吾妻橋』の石碑を見つけました。かすれていて、ところどころしか読めないのですが
(最初読めず)
安永三年(一七七四年)に住民によって有料の橋がかけられ、大川橋と呼ばれたが、のちには吾妻橋と通称された
(途中読めず)
関東大震災(一九二三年)には橋床の木造部分が焼け、鉄骨の部分のみ残った。現在の橋は昭和六年(一九三一年)にかけかえられた
(最後読めず)
と書いてあるみたいです(ひらがなが欠けているので間違っているかもしれません)。「吾妻橋」も関東大震災でかなり被害を受けたようです
信号を渡ろうと思ったら、こんなタイルを見つけました。かなりかすれてしまっています。元々はどんなデザインだったのか気になります(もっと綺麗な現存しているものがあるといいのですが・・・)
雷門前がスクランブル交差点だったので、一気に斜め横断して『オレンジ通り』へ
女の子が写真を撮っていたので、何かなと思って覗いてみたら、『オレンジ通り』のマスコット『オレンテくん』でした
『「スターの手」「職人の手」に因んで手の形をしている』そうです(ちょっとそうは見えません^^;)。大切にされている箱入りキャラです(笑)
人力車が入っていった角を曲がると『たぬき通り』でした(たくさんの人力車が通るので、観光コースとして定着しているようです。でも歩いている観光客自体は少なめです)
なぜかスギちゃんのサインと写真の貼ってある商店街の掲示板の横には『願かけたぬきの由来』が書かれていました
『明治の初め頃まで浅草一帯は周辺が田圓に囲まれ浅草寺辺りもうっそうとした藪野原で榎やけやき、いちようなどの大木が生い茂り、たぬきの棲み家には絶好の環境でたくさんのたぬきたちが住んでいました』から始まる長い物語を要約してみると『官軍と彰義隊の戊辰戦争で上野の山から逃れてきたたぬきと浅草の地たぬきとの間で一触即発の状態になっていたのを、説き伏せた辰五郎たぬき』の話で『辰五郎たぬきの悟りが功を奏し、いたずらたぬきの悪行もなくなった』そうです。そして
中でも十二匹の浅草たぬきは一念発起してそれぞれが使命感を強く持ち、まちを訪れる人々の役に立てるようにと、願い事を叶えられる力を持てる仙人たぬき修行に精進を積みました
やがて、それぞれの願い事を叶えられるようになった十二匹のたぬきたちは願かけ狸となって、まちの人達からも慕われ、お奉りされるようになりました
と結ばれています
『街路灯の洞に十二匹の「願かけたぬき」がいます』と書かれているので、全部紹介しちゃいます
『大黒たぬき』様、『金運のご利益があり商売繁盛、仕事の成功、職人技術・芸人技芸の向上がかなえられる』と書かれています
『人情たぬき』様、『たぬきの世界の作法で左手で握手を交わすを暖かい人間関係が築かれ永遠の友に恵まれる』そうです
『天神たぬき』様、『浅草たぬきの中で一番の学識豊か』で『学業の向上と合格のご利益を分けてくださる』とのことです
『開運たぬき』様、『浅草一の強運たぬきが大願成就の末広扇子で運を導いてくださる』そうですよ
『小町たぬき』様、『下町女の心意気で和装姿のたぬき娘が貴方の輝くばかりの美しさを引き出してくれる』ようです(女性向けのたぬき様ですね)
『大師たぬき』様、『厄年の方や交通安全を願う方に健康や不老長寿と旅の安全などを届けて下さります』よ
『地蔵たぬき』様、『大勢の元気なこどもを育てたお母さんたぬきが、子宝や子育てに恵まれない方にご利益を分けてくださる』と書かれています
『愛情たぬき』様、『心の熱いキューピットたぬきがハッピーライフを運んでくださり』ます
ここは、もんじゃ焼き「浅草もんじゃころっけ」さんの店頭です。順番を待って『愛情たぬき』様の前に座っていたカップルの方にお願いして写真を撮らせていただきました
人気店のようで、たくさんのTV番組の写真が貼ってあります(14時半過ぎているのに待っている人も多かったです)
こんなに有名人が通りに来ているのに、「たぬき通り」にサインを残しているのはスギちゃんだけなのか? 少し謎です(笑笑)
『不動たぬき』様、『すべての煩悩を焼きつくし悪魔を追い払うという不動明王に化身し、家内安全で安心な毎日の生活を守って下さる』そうです
緑に囲まれているのは『招福たぬき』様、『ままならぬ世の流れにあきらめている方(まさに私?)やそのご家庭に幸せや福寿の願いを招いてくださる』とのことです(ありがたや、ありがたや)
最後は『夫婦たぬき』様、『浅草一の仲のよいたぬきの若夫婦が幾久しく仲睦まじく幸せな暮らしを約束してくださる』と書かれています
洞は全部で11、『夫婦たぬき』様が2匹なので、全部で12匹の『願かけたぬき』様がいらっしゃいます
実はパンフレット「台東ぶらり散歩 ご利益・パワースポットを巡る」には『12匹のたぬき』がいらっしゃると書かれているのに洞が11しかないので、5分ぐらい辺りを探し廻ってしまいました。最初から12匹全てお詣りしていたのに・・・(汗;)
途中には小さい子供向けの顔出しパネルも置かれています。『浅草たぬき通りはご利益通り』のコピーがいいですね
「たぬき通り」を歩き終わって、ようやく予定の全コースが終了しました
iPhoneのヘルスケアアプリによると、(「かるぼ」さんに寄った約2kmを除いて)15,530歩 11.37Kmでした(事前計算では8Km弱だったはずなので、参拝や橋の下を迂回などで、やっぱり予定より少し多く歩いていました)
予定のコースは終わったのですが、もう1ヶ所行きたいところがあるので、もう少し浅草を歩いていきます
なので、次の記事
へ続きます
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