Bataさんぽ+

路上観察師による撮影した写真で振り返るウォーキング録です。歩いた気分になってもらえた嬉しいです

横浜・戸塚 『益田家のモチノキ』を安楽死させてあげたい

今晩もブログ訪問ありがとうございます!

今日の昼、少し気になることに遭遇してしまったため、緊急で記事にさせていただきます。うまく伝わるといいのですが・・・

※なお、私の理解を整理しているため、事実とは異なる部分があるかもしれません。予めご了承ください(必要に応じて、皆様で他の情報も確認いただければと思います)

まず最初に

皆様は死を迎える時に
  誰かに迷惑をかけて死にたいですか?

私は嫌です。葬式などの負担はかけてしまうかもしれませんが、必要最低限にしたいです(散り際は潔く綺麗に逝きたい)



今日、確定申告が予想以上に早く終わったので(おかげさまで書き直しがなかった)、夕方の約束まで少し時間あり、戸塚~東戸塚まで旧東海道を歩いて帰ることにしました(いろいろと新しい発見があったのですが、それはまた今度)

 

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「不動坂」を過ぎたところで、昨年7/2に旧東海道を歩いた時に気になっていた『益田家のモチノキ』を確認したくなります(前回確認できていない様子は記事「旧東海道を歩く15(東戸塚~戸塚[不動坂])」に書いています)

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まだ工事中でしたが、柵が少し開いていて、『神奈川県指定天然記念物 益田家のモチ・・・』という文字が確認できます(前回確認した木で正解でした)

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場所は『神奈川県警戸塚警察署不動坂交番』のちょうど向かい側です

気になっていたことが確認できたので、満足して先へ行こうとすると、工事の関係者らしき人から呼び止めてられて、『写真を撮るなら中から撮っていいよ』と言われたので、せっかくなので工事現場の中に入らせていただきました

ガイドブックにある旧家の建物はすでになく、『モチノキ』がある部分だけが残されているようでした

そして説明してくださったのが、これ(*゚Д゚)

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外からは立派に見えている木でしたが、『既に根元近くの幹の約60%が空洞になっていて、すでにほとんど水を吸い上げることができていない』とのこと(*゚Д゚)

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幹もところどころに穴が開いています(病気にかかっているとのこと)

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背の高さぐらいにある、大きな穴を見せてもらいましたが、中は完全に空洞になっています

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片方の幹には既に葉がなく、もう片方もかなり枝が折れているとのこと(道路に落ちたこともあったそうです)

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水が十分に行き渡らないので、先端の葉は黄色く変色し枯れ始めているとのことです

声をかけてくださった方の説明によると、地震や突風などの風害があれば簡単に倒壊する可能性があり、倒壊すれば隣の家や通学路にもなっている国道に被害が出る可能性が高いとのこと(*゚Д゚)

既に枝などが折れて落ちているため、近隣の人達からは早く伐採して欲しいとの声が上がっているそうです(特に家が壊される危険性が高い隣の方からは、かなり不安という声が出ているようでした)

『この事実を多くの人に知って欲しい』ということで説明してくださっているようです(なぜ私に・・・?)

今日もこれから2社の新聞社が来るそうで、ちょうど取材待ちのようでした

これから取材に来るのとは別の新聞社の名前を出していましたが、『面白おかしく「皆に愛された木」とか何も知らずに書いて・・・』と批判していましたが、なんだかよくわからないので帰宅してから調べましたが、おそらくこの事件のことではないかと思います(この方が批判していたのは神奈川新聞ではありません。念のため)

www.kanaloco.jp[カナコロ 2017/2/12付より]

きっとこのニュースで撮影に来た人間と勘違いされたのですね(ごめんなさい、新聞とか取ってないので全く知りませんでした<(_ _)>)

お話によると『神奈川県に以前から申請していたが、伐採判断は所有者の判断に任せる』と言われていたそうです(そうなると記事とは状況が違います。真実は何なのでしょうか? 私にはまだわかっていません)

お話は続きます。『10年前持ち主がなくなってから、手入れもされず放置されたまま』だったそうです(記事によると持ち主も転々としていたと書かれています)。年間でかなりの維持費がかかるので仕方ない部分もあったようですが、かなりひどい話です(植物迷惑です)

手入れもされていないので枝は伸びたままで電線や電話線にかかっているが切ることもできない。病気になっているが既に手遅れだろう』とのこと

近隣住民の不安は無視して『天然記念物なんだから、なんとか持たせるように』という判断には少しお怒りのようでした

今回新聞社の方にも、きちんと事実を把握して、近隣住民の声も入れて、正しく報道して欲しいとのことで、取材をお願いしているそうです

被害が出る前に伐採したいと考えているようです(既に枯れ始めているので、ここまできてしまうと再生はできないだろうとのこと)


私に何ができるのかわかりませんが、知ってしまったことを伝えるためにブログを書いてみることにしました(私にできるのはそれくらいしかありません)

 

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改めて『モチノキ』を見てみると、とても寂しげに見えました

既に息絶え絶えの状態で必死に自分を支えているようにも見えてきます(事実そうなのでしょう)

樹齢250年、
樹生の最後に『家を壊したり、道路に転がって事故になったりみたいなこと』を樹は望んでいるのでしょうか?


迷惑をかけるし、自分も痛そうです

そんなことは望んでいないと思いたいです
(10年間手入れされなかった恨みはあるかもしれませんが・・・)

そんなことになる前に安楽死させてあげたいように私は感じています
一本切られてしまっていますが、潔い最期を迎えた勇姿を専門家に撮影してもらい、きちんと残してあげたい

かなり情報不足だと思いますが、皆様はどのように思いますか?

管理主体が今一つはっきりしていない、個人所有の植物の『天然記念物』って、何なんだろうと考えてしまった日になりました

※伐採を考えている方からのお話を私の理解で整理させていただいているため、事実とは異なる部分があるかもしれません。予めご了承ください

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