川崎 大師道2(港町~天蔵寺)
「川崎 大師道1(東海道かわさき宿交流館~医王寺)」からの続きです
夕方で扉を閉めようとしていた「医王寺(醫王寺)」を出て、「久根崎交差点」の歩道橋を渡り、道路の左側を進んで行きます
「日産プリンス神奈川」のところまでやってきました。この付近に『”鎚音”から近代工業へ』と『運河と水門と港町』の2つの案内板があるはず
『”鎚音”から近代工業へ』の案内板は左に曲がってすぐ、エアコンの室外機の隣に立っていました。ここが説明にある「福嶋鐵工所」さんで地元はえぬきの近代工場だそうです
付近を10分ぐらい探し廻りましたが、『運河と水門と港町』が見つかりません。あきらめて『大師道』の反対側に渡るため信号が変わるのを待っているときにふと左を見ると
歩道工事をしている柵の中に案内板『運河と水門と港町』を発見、これはちょっと勘弁してほしい・・・
昔この辺りにあった一大運河計画(途中で中止された)の名残りとして、水門と港町という名前が残ったと書かれています。水運から陸運へ時代の流れを感じます
道路の反対側、並木道の中を通り、『大師道・観音道』の案内板を探しましたが、どうしても見つけることができませんでした
帰宅してから確認したところ、『大師道』としては、ほぼ中間地点で、『観音道』とは、かつてこの辺りに「石観音」への道標があったとのこと(『川崎歴史ガイド 東海道と大師道』から引用)
「潮音殿石観音堂」をGoogleマップで調べてみましたが、かなり距離があります(マップ、川崎市教育委員会の説明HP)。ここにも伝説があるみたいです。次に川崎大師様にお詣りするとき、寄ってみたいと思います
「イトーヨーカ堂」のところで、『大師道』の左側に戻ります
案内板『工場進出と鈴木商店』は横断歩道のすぐ左側にみつかりました。味の素製造を始めた鈴木商店にちなんで、鈴木町の地名が付けられたとのこと。町の名前に残るって、やっぱりすごいです
「イトーヨーカ堂」の前の横断歩道を渡ってから、次の横断歩道までの間、このマンションの辺りに説明板『東日本最初の電車』があるはずなのですが、またまた見つけることができませんでした(マンションを一周したのですが、それらしきモノはなし)
何かの都合で撤去されてしまったのかもしれません・・・(残念)
案内板『花見橋と大師新道』は「川崎大師駅」手前の並木道になっている手前で見つけることができました(遠くからわかります)。『この近くにあった花見橋から見る桜は格別だった』と過去形なので、既にないようです
「川崎大師駅」の改札前を通り過ぎて、「千蔵寺」を目指しますが、国道409号線に沿っては歩道がなくなるので、「川崎信用金庫の出張所」横を抜けていきます
踏切を渡り、ただひたすら国道409号線を歩きます(この辺はもう『大師道』ではないと思います)
「川崎大師駅」から約10分で本日のゴール「千蔵寺」に到着。案内板『”鬼”を祀る千蔵寺』は入口のところにあります
本尊は『のみと木槌で病根を削りとる厄除けの鬼』で、節分の日は鬼を集めて、改心させて世間に戻すそうです。節分のかけ声も『鬼は内、福は外』と書かれています。なんとなく鬼も福も内で良いのではないかと思います
お詣りさせていただいましたが、作法がちょっと違い、少し戸惑いました
「東海道かわさき宿交流館」から1時間20分、iPhoneのヘルスケアアプリで確認すると7,198歩 4.66Km歩いていました(途中何カ所か探索しているところがあるので仕方ありません)
せっかくなので、帰りに「川崎大師」様へお詣りさせていただくことしました
夕方のせいか、ほとんどのお店がしまっており、シャッター商店街のような仲見世通り
既に御護摩も終わっていたせいもあるのですが、このポジションで本堂を撮って、全く人が写っていません(初体験)
しっかりお詣りさせていただきました。本堂の上には既にたくさんの風鈴がつるされており、夕涼みの風を受けて、心地よい音色を奏でていました(ちなみに今年2016年の風鈴市は7/20~24のようです)
境内を廻ってみると『遍路大師御尊像』を見つけました(何回も川崎大師様にお詣りしているのに初めて知りました)。健康と健脚にあやかりたかったので、献水させていtだきました(作法がよくわからないので、お水をわらじにかけさせていただきました)
「川崎大師駅」に戻ってくると改札の左側に『発祥の地』の石碑を発見(さっきは気がつかなかったです。探しているものが違うと認識できない人間の性)
『川崎歴史ガイド 東海道と大師道』によると、昔は路面電車だったようです。その頃乗ってみたかった
少し時間がかかってしまいましたが、今回の『大師道』ウォーキングはここまで。いろいろと”初”が多い川崎の歴史の一部を知ることができました
これから川崎大師様にお詣りする時は、ゆっくり川崎駅から歩いてこようかな
長い記事にお付き合いくださり、本当にありがとうございました