旧東海道を歩く6(南大井~蒲田)
「旧東海道を歩く5(南品川~南大井)」からの続きです
今日のゴール目標「川崎」までに15時過ぎに到着できるのではないかとスタート時には考えていたのですが、お詣りしたり、いろいろと探したりした結果、既に15時を過ぎており、予定より大幅に時間がかかっているので、今日は「蒲田」を目標として歩くことに予定変更しました
「天祖神社」で休憩の後、「蒲田」を目指して歩き始めました。ブルーに塗られた道になり、住宅街に入ったのか、雰囲気もたいぶ変わりました
「しながわ区民公園」の入口にあるトイレ。ガイドブックだとかなり街道から離れたところにWCマークが書かれているのですが、街道沿いにもあるようです
次の「浜川神社」ですが、神社=鳥居が目印という既成概念に従って、歩いていたら、見つかりません(街道の反対側にある中学校の校庭が終わってしまったので、また戻ってきました)
注意しながら歩いてくると、このビルが「浜川神社」のようです。ビルになっているお寺はいくつか知っていましたが、神社でこのようなタイプは初めてでした
上にはお社のような屋根も見えるのですが、閉ざされた門は入りづらく、説明を読んだ後、先に進むことにしました
国道15号線に戻る手前にある「鈴ヶ森遺跡」。処刑場跡とのことで、今もお花が供えられていました。
国道15号線に戻って来ました
「しながわ水族館」入口です。カワイイので思わず写真に撮ってしまいました
水族館入り口を過ぎた次の横断歩道で、街道を右側に移動
少し歩くと歩道橋があります。先に行くには歩道橋を渡らないといけないようです(なので、さきほどの横断歩道で渡らず、歩道橋で一気に渡った方が効率的だと思います)
標識に『大森駅→650m』とあります(すぐ右は「京急大森海岸駅」)
歩道橋を渡って、ちょっと歩けば「磐井神社」に到着。お詣りをして先に進みます
国道15号線を離れ、「ミハラ通り商店街」に向かうため、「平和島入口」の交差点で横断歩道を渡り、街道の左側に移動
写真右側に見えるのが交番なので、交番の左側を真っ直ぐ進みます
柱の表示はこんな感じに変わりました。本当に各商店街で様々です
「美原不動尊」は大きな赤い看板があるので、すぐにわかります
横断歩道を渡った先に見える「北原と中原の境」の立て札。ここからが中原(仲町商店街)になるようです。
ガイドブックにある「旧東海道標石」ですが、たぶんこれではないかと思います。かなり探したのですが「北原と中原の境」の立て札のすぐ手前、「海苔の松尾」商店さんの店頭に並べられた商品の間にありました(こちらの「海苔の松尾」商店さんのHPの写真だと、左端にくっきり見えます)
商店街の方からすると、当たり前すぎているのでしょうか? かなりの時間ロスでした
商店街の名前が変わりました
ここで「王森稲荷神社」を探したのですが、見つけることができませんでした(小さなお稲荷さんを見つけたので、そこだと勘違いしてしまいました。帰宅してから調べたらもっと大きな神社でした。何かの機会に行ったら、改めてお詣りしたいと思います。Google マップではこちら)
「中原と南原の境」の立て札も発見
商店街を進んで行くと「内川橋」に到着
橋の手前には『旧東海道(美原通り)』の説明があり、
橋を越えたところには「羽田道(するがや通り)道標」があります
商店街を抜け、国道15号線との交差点に戻ってきました(この辺りに「一里塚跡の案内板」があったようなのですが、かなり疲れていたせいかスルーしているようです)
写真の左側にある(写真では見えない)横断歩道を渡って、「デニーズ」のところまで渡ります。デニーズの左側に沿って、移動すると
「大森区役所跡」の説明がありますが、並立する石碑が「西南日清戦役碑」のようです(左が明治10年の『丁丑の役(西南の役)』、右が明治27-28年の『日清戦争』のものとのことです)
「デニーズ」の前の横断歩道を渡り、国道15号線=街道の右側を進みます
日本橋から14kmの道標を発見! もう14kmも歩いたのか、まだ14kmなのか。かなり疲れてきています
とうとう「貴船神社」を発見。本日最後のお詣り
少し離れて横にある「小堂」に閻魔様と延命地蔵様が安置されています。説明を十分に理解できませんでしたが、「南無延命地蔵尊 南無閻魔大王尊」とお詣り(実はこっちが本日最後のお詣りでした。「南無」って、こういう意味だったんですね。初めて知りました)
街道を進んで行くと、「大田区立 総合体育館」(写真の左側にあります)の向かい側に木の茂っているスポットを発見
本日最後の名所「梅屋敷跡」に到着! かなり広い公園になっています
公園内を散策してみると、「距日本橋三里十八丁」と書かれた里程標の石碑を復元したものが置かれていました(三里十八丁って、何Km? 昔の単位はよくわからない)
他にも説明を見つけました。北品川の「聖蹟公園」にもありましたが、旧東海道に沿って明治天皇のエピソードはいくつかあるのでしょうか? これから先がちょっと楽しみ
反対側の入口にはこんな説明も。昔は『和中散』なる常備薬があったんですね
本日のゴール「蒲田(京急蒲田駅)」を目指してラストスパート(と言っても歩いています)。日本橋から15kmの道標を発見。なんとか15kmまで来ました
「呑川」にかかる「夫婦橋」を渡って、
とうとう本日のゴール「京急蒲田駅」に到着しました(拍手&ガッツポーズ)、時刻は16時50分
旧東海道としては15km強の距離ですが、iPhoneのヘルスケアアプリによると、35,092歩 28.02kmも歩いています(お詣りしてきたこともあるのですが、観光ポイントや道標を探すために戻ったり迷ったりしたのが大きかったようです)
本日の教訓:
1)きちんと事前にガイドやマップで調べることが必要
(事前にGoogle マップにマイプレイス保存しておくなど)
2)道標探しなど迷ったら、あきらめる思い切りの良さも必要
かなり疲れましたが、いろいろと新しい知識も増え、大変楽しい、初『旧東海道歩き』となりました。
いろいろと散策しながら歩くのであれば、1日には東海道としては15~16kmぐらいが私には現実的なのかもしれません(次回以降のプランに活かします)
どこまで行けるかわかりませんが、次は「蒲田(京急蒲田駅)」から先に進んでみたいと思います
今回はここまで
長い記事にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
※2016/6/15追記
また少し旧東海道を歩いてみました。
記事「旧東海道を歩く7(蒲田~多摩川)」に続いていきます